ペインター7講座 |
03/12/27 実験。
この絵はこう描いた!企画。
好評なら、またするかも。
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すいません。ペインターではありません。しかし、筆の感じなんかはペインターと似た感じですので
参考になるかも。(筆圧感知を導入してます。)
しぃペインター(絵板のアプレット)はほんとによく出来ています。敬意に値します。
絵板、みんなで描きましょう。
好評もクソも無いですが追加。
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本編ここから
諸般の事情によりCG講座をぶちかますことにしました。オス!(2003/8現在の手法です。だから作例も今月のTOP絵です。オス!)
人様に教えるような色彩能力に富んでいませんので、そういう描き方、技巧的なものは他の方々におまかせし、ここでは一風違った方向からアプローチです。
最初に本講座のモットーを明記しましょう。(今時、”モットー”って聞かなくなったね)
主にターゲットはペインター7。(初心者)
初心者のはまりがちな罠。
より楽をしよう。
技法よりも心得。
金は無いよ。(ペインターを使う時点で矛盾してますが。)
しかし最後は、根気と根性。
愚にもつかないボンクラの言うことでも、少しは聞いてやろうじゃあないかという方はOKです。
狂想的なノリについていけんわ、というかたもここで退場です。
くだらん文章が多いので、ナナメ読みもOK
叱咤激励も歓迎致します。
お絵かきには無縁に思われかちなPCですが、ぢつは重要だと思うのですよ。
貧弱な方は見直したほうがよいでしょう。
速いPCを触れば解るのですが、タブレットで描いた線の滑らかさが変わったりします。
色を塗った時のレスポンスも全然違います。
PC強化ポイント!
1にメモリ、2にCPU、3にモニタ(高解像度)と言ったとこでしょうか
私の場合、CPUがアスロンの1.5G/メモリ512Mです。
筆で色を塗る以外、ほとんど何も効果などを使わない場合はこの程度あれば大丈夫です。
私の場合、レイヤも多くても5枚くらいなので、レイヤを多用する場合は?です。
速いほど快適ですが、ここに大枚をはたくのもどうかと考える私としては、市販品を買うのであれば
メモリは後から増設すると計画し、CPUで2GHzくらいのもので良いんじゃないでしょうか。
今時の機種であれば他のスペックはお絵かきには必要十分です。
そうするとお安くお求められると思いマスヨ。
(追記)
その後、A4サイズを300DPIくらいでスキャンした場合(2400×3400)はメモリは512Mでも足りない(遅い!)
ということが分かりました。水彩とか使うのなら、もっときつそうです。
前置きはこの辺にしておき、いっちょ行ってみましょう。
用意すべき環境、道具!
PC1式
タブレット
シャーペン、紙
あればうれしいもの
スキャナ(線画をとりこむだけなら、300dpiもあれば十分だ!買うなら一番安いので十分だっ)
ペインターの設定。
お絵かき中は他のアプリは走らんぞという人はぜひ、メニューから、編集-環境設定-windowsを選んで全てのメモリをpainterにしておくと良いでしょう。
カスタムパレットの整備とブラシトラッキングをキーに割り当てる。はここを見ましょう。
ポジション作り!
タブレットはモニタに平行に置き、右手にタブレットのペンを握り締め
左手はキーボードに添えるのが基本ポジション。
ようするに、極力マウスに持ち替えずに作業するのがポイントであり、ペンの太さを変更や画面を拡大縮小移動などは
キーボードで済ませようという魂胆。
その為には、使用するソフトのキーボードショートカットを憶えるのが急務である。
最低でも次のものは必須である(ペインター7+Winの場合。フォトショも同じのが多い)
機能 | キー |
---|---|
ブラシを太くする | ] |
ブラシを細くする | [ |
表示画面(描画領域)を移動する | スペース+ドラッグ |
描画色の透明度を変更する | 0〜9 |
カーソル位置の色を拾う | Altを押しながら |
調整ツール(画面の移動) | Ctrlを押しながら |
パレットを全て表示・隠す | Ctrl+H |
表示画面の拡大 | Ctrl++ |
表示画面の縮小 | Ctrl+― |
クリーン(画面)モードの切り替え | Ctrl+M |
全画面を選択 | Ctrl+A |
選択を解除 | Ctrl+D |
作業の取り消し | Ctrl+Z |
取り消しの取り消し | Ctrl+Y |
選択範囲をカット(切り取り) | Ctrl+X |
選択範囲をコピー | Ctrl+C |
コピー(カット)した範囲をペースト(貼り付け) | Ctrl+V |
描画画面を回転させる(データは回転しない) | スペースバー+Alt+ドラッグ |
回転した画面を元に戻す | スペースバー+Alt+クリック |
選択範囲の追加 | Shifを押しながら |
選択範囲から削除 | Altを押しながら |
ブラシツールにする | B |
塗りつぶしツールにする | K |
カスタムパレット上で項目を移動させる | Ctrlを押しながら |
カスタムパレット上の項目を削除する | Altを押しながら |
モニタの解像度が低い場合は有効なコマンド | |
ツールボックス表示・隠す | Ctrl+1 |
ブラシ表示・隠す | Ctrl+2 |
アート素材表示・隠す | Ctrl+3 |
オブジェクト表示・隠す | Ctrl+4 |
コントロール表示・隠す | Ctrl+5 |
カラーセット表示・隠す | Ctrl+6 |
ブラシコントロール表示・隠す | Ctrl+7 |
さあ準備万端、これで絵心さえあればスイスイ〜っと描けると思うと、大間違いです。
初心者の方々はここを見ましょう。
モニタがSXGA(1280)くらいで無いと画面見にくいかも知れません
縮小してそうな画像はクリックすると実寸になります。不親切なので、ブラウザの戻るで戻ってくれ。IEならBkSpキーを押すのだ
まず、下絵というか案を描きましょう。 必要なのは紙とシャーペンのみ。 こんなのです。 普段は丸めてクズカゴ行きですが、今回特別にスキャンしてみました。 会議中に書類の裏に描きました。 お前のようなグータラ社員はクビだ、こら。 |
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イメージができたら、スキャンするのを意識しながら書き直します。 ここは好みの世界ですが、私の場合は濃い線で一本描きを意識しながらシャーペンで描いてます。 目玉とか、影とかは描きたくなるのを抑え、白抜きにしておきます。 デジタルの良さとして、小物もかかなくても良いと思います。 もし、金にものをいわせるほどの財力があるのであればトレース台があれば、すごく楽なはずです。 貧乏人はこれも修行とあきらめ、シコシコと頑張りましょう。 さあ、スキャンです。 オークションで格安でGETしたスキャナーなので、あまり文句は言えませんが色が最悪です。 見てのとおり、コピー用紙のくせに色紙のふりをします。 設定のポイントは必要以上に高解像度でスキャンしないことです。 ここでは、150dpiです。 それでもA4サイズに描いてあるので、最後に1/2にリサイズ(75dpi)してWEBにはちょうどくらいになります。 スキャナーが無い!方に朗報です。(うそ) デジカメでも頑張ることも可能です。 デジカメで線画をとるぞ!な方は ここをご覧下さい。 |
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デジタルでは定番のゴミ取りと、線画抽出をまずは行いましょう。 ペインターだけで頑張る場合です。 本当はこういう作業はフォトショの方がはるかに良いですよ。 アクションを使えば一発なのですが。 皆様の役に立つべく、スクリプトを作ってみましたが、ペインターのスクリプトはこういう用途(一定手順の自動化)に向いていないので使い物になりませんでした。 色域選択(ゴミと線の境界のようなもの)が途中でできないのです。スクリプトに色まで記録されるので同じような元データでないと滅茶苦茶ですよ、これ。 それでもスクリプトを開けば手順は解るので、一応ここに置いておきますが使い物になりません。はい。 選択範囲-色選択 で線画の黒色部分を色に選びます。 そして、明度範囲を調整し残したい部分だけが赤くなるようにします。 満足したらOKを押します。 |
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こんなかんじになります。 なるべく、残したい線画部分だけがウニョウニョとなるようにしましょう。 |
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そのまま、”編集-コピー”、”編集-ペースト”します。 ショートカットでは、CTRL-C , CTRL-V です。 レイヤ1ができます。 |
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背景を真っ白にしましょう。 レイヤーからキャンバスを選択し、”選択範囲-全てを選択”、”編集-カット”します。 ショートカットでは、CTRL-A , CTRL-X です。 これで線画抽出完です。好みでレイヤ名を線画とかに変更すると、あとで解り良い。 また、線画レイヤの合成方法を”乗算”とかにすると良いかもね。 他にも、線画の色を変えたいなら”透明度を維持”にして色を塗るとか、色調補正で色味を変えるのも自由自在なのが デジタルの良さですね。 |
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さあ、準備が整いました。 ここから多用する、ショートカットはこれだ。 "[" , "]" , "0〜9" , "ALT" , "CTRL" , "CTRL++" , "CTRL+-" , "CTRL+m" , "スペース+ドラッグ" それぞれ、押して動作を確認しよう! 他にも "CTRL+z" , "CTRL+h" なんかも便利。 |
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新しくレイヤを作り全体の様子を見ながら軽く色を塗ります。 (実は、普段はこんなことをしないのですが) 参考になるかどうか、わからんのですが全画面でキャプチャしてます。 (UXGA1600*1200 でかくてすんませぬ) 一応ブラシの設定なんかが読めます。 |
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女子を塗ります。 あまりレイヤ分けしないので、アナログ的に奥の方から塗り進めます。 効果、色調補正などの画像処理を使用しない私にはこれで十分なのですが、いろいろとやりたい人は、レイヤ分けした方が便利だそうです。肌、髪、目、服とか別々にしておくらしいです。 これも、優れた講座がそこいらにありますのでよろしくどうぞ。 カラーパレットを使わないので”Altを押しながらクリック”で色をひらいながら塗っていきます。 その為に顔の横あたりにあるように、色拾い用に適当に色を置いたりします。 |
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ジョジョに手前に塗り進めてます。(ケモノの胴体の辺) |
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ケモノを塗り、適当にジャラジャラしたものを書き込みます。 本当はこういう小物を書き込む場合は、レイヤを別に作成し書き込んだ方がよいと思います。 よく失敗し後悔のどん底に突き落とされます。私は。 |
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旗とか、塗り残しを攻めます。 目玉をおっぴろげてよく探しましょう。それでも、よく塗り忘れるのですが、ワタシ |
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手抜きですが背景を、下のレイヤにドバ〜といきます。 作例からは微塵も感じられませんが、背景はとても重要です。いつも反省してます。 背景だけでも絵になることも多々あるので、前景なみにキチンと描くことですよ。 |
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やっぱり忘れていました。 最後に、忘れていた女子の飾り物を書き込みます。 |
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さあ、未完成に見えますが、私とっては完成です。 元データを残したければ、RIF形式で保存し、WEB用にJPGで保存します。 1/2縮小は別のツールでやってます。 実寸はこれ。 |
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おまけ
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